2021年春、「NFT」という言葉はまだ世間に浸透しておらず、日本語対応のNFTマーケットプレイスもほぼ存在しなかった頃、スマートアプリ(現・SBINFT、以下「SBINFT」)は「nanakusa」の提供を開始しました。
「日本のクリエイターたちと共に世界へ進出したい——」
この想いを反映したのが、当時の「nanakusa」のロゴマークです。
その後SBIグループへの参画を経て、2022年3月に「nanakusa」を「SBINFT Market」にリブランディングするとともに、レガシーを継承した新たなロゴを発表しました。
今回は、SBINFT代表取締役社長 高長徳に、ブランド名とロゴ制作に込めた想いをインタビューしました。
時期 | 動き |
---|---|
2015年5月1日 | 株式会社スマートアプリ(現・SBINFT株式会社)設立 |
2020年11月 | NFTマーケットプレイス「nanakusa」の構想・開発を開始 |
2021年3月22日 | 「nanakusa」のベータ版を提供開始 |
2021年4月26日 | 「nanakusa」の正式版を提供開始 |
2021年9月30日 | SBIグループに参画 |
2022年3月17日 | 「nanakusa」を「SBINFT Market」にリブランディング |
「nanakusa」ブランド誕生の背景
「nanakusa」は、SBINFTが2021年3月から2022年3月まで提供していたNFTマーケットプレイスです。日本のクリエイターと世界中のユーザーをつなぐプラットフォームを目指して誕生しました。
日本ならではの親しみやすい名前と、「葉」「緑」といった自然の要素を取り入れたロゴマークで、調和や協調を表現したデザインとなっています。
「nanakusa」の名称とロゴデザイン
——なぜ「nanakusa」という名称にしたのでしょうか。
「nanakusa」が誕生した2021年当時は、「NFT」は日本ではほとんど知られていなかった頃です。
僕には日本のクリエイターたちと共に世界へ進出したいという思いがあり、日本らしさや暖かさ、親しみやすさを意識して、覚えやすい名前を目指しました。
NFTマーケットプレイスの名称は「キラボシ」「ヒダマリ」「サムライ」などさまざまな候補がありましたが、商標等の関係もあり、最終的に「nanakusa」に決めました。
——ブランド名の選定後、ロゴデザインにはどのような意図を込めましたか?
「nanakusa」の言葉の響きから感じる自然のイメージを大切にしました。
ロゴの色は調和や協調を連想する「緑」で、親しみやすさとシンプルさを表現しています。また、文字色は黒にして、落ち着きや信頼感を感じるようにしました。
「SBINFT Market」へのリブランディングの決断
リブランディングの背景
——「nanakusa」から「SBINFT Market」へのリブランディングの背景について教えてください。
当時のNFT市場の成長もあり、我々のサービスを新たなステージに進化させるために、SBIグループに参画しました。
——新ブランド名「SBINFT Market」にはどんなメッセージを込めましたか?
「SBINFT Market」はシンプルさを重視し、信頼感を感じていただけるような名称にしています。
NFTプラットフォームであることが直感的に理解できることと、金融大手のSBIグループ企業が運営していることが伝わる、わかりやすい名称を意識しました。
「SBINFT Market」のロゴデザインに込めた意図
——新しいロゴを作る際に意識したことを教えてください。
新しいロゴを作る際に意識したことは「SBIの信頼感」「Web3の革新性」「nanakusaからの継承」の3つです。
装飾を抑えたシンプルなデザインで、長く愛される普遍的なロゴを目指しました。
——ロゴの形状で何を表現していますか?
SBINFT Marketのロゴは、「ブロックチェーン」と「万国の高山」をイメージしています。
我々が提供するすべてのサービスの根幹にある「ブロックチェーン」を、SBINFTの「S」とnanakusaの「N」を重ね合わせて、鎖(チェーン)のような形状で表現しました。
また、「万国の高山」は、世界中の利用者一人ひとりが自国の高山を連想することで、我々のサービスに愛着を持って欲しいという願いを込めました。
——ロゴの色にはどのような意図がありますか?
「青」はSBINFTを、「緑」はNFTのクリエイターを象徴しています。互いに手を取り合って成長する姿を、青と緑の色を重ねることで表現しました。
また、鮮やかすぎない落ち着いた色調で、親しみやすさと独自性を表しました。
今後の展望
——リブランディング後の反響はいかがでしたか?
リブランディングにより「日本発のNFTマーケットプレイス」として国内外からの信頼感と認知度が高まったと感じています。
また、新しい取り組みを検討する国内事業者や、日本のWeb3市場への進出を狙う海外事業者と連携する機会が大幅に増加しました。
——今後の展望についてお聞かせください。
今後は国内外のブロックチェーンゲームプロジェクトと連携し、ゲームNFTを中心に取り扱います。
また、ゲームNFTを中心としつつも、今後市場の拡大が見込まれるチケットNFTなどの対応も進めることで、皆さまに信頼される二次流通マーケット運営者として、市場を牽引していきます。
——ありがとうございました。SBINFT Marketのロゴに込めたブランドメッセージが、今後のサービスの成長を支えていくのだと感じました。
SBINFTについて
利便性の向上、コミュニティーの形成、新たな体験の提供。そんなNFTを通した革新的なサービスを、先頭に立って社会へ。そのサービスを誰もが信頼できるプラットフォームで、社会の常識に。ひらかれ、つながった社会の構築を目指して。
所在地 | 東京都港区六本木一丁目6番1号 泉ガーデンタワー |
設立 | 2015年5月 |
事業内容 | ・NFTプロジェクトの運営を通じたファンの可視化、育成、獲得が出来るマーケティングプラットフォーム「SBINFT Mits」の提供 ・承認制による安心安全なコンテンツのみ流通することを目的としたパブリックチェーンによるNFTマーケットプレイス事業「SBINFT Market」の提供 ・企業や団体などが、NFTを活用した新たなビジネスモデルの構築を実現するためのNFTコンサルティング事業「NFT Consulting」の提供 ・自社ドメイン上で様々なNFTコンテンツのマーケットプレイス構築を実現するWebAPIによるマケプレ構築支援事業「TOKEN CONNECT」の提供 |
URL | https://sbinft.co.jp/ |
SBINFTでは「Be the FIRST. Be the STANDARD. NFTを社会に広げる、その真ん中に」を企業理念に掲げ、NFT事業への参入障壁を下げるような技術開発に取り組んでいます。
当社では、NFTマーケットプレイスの運営の経験とノウハウをもとに、NFTコンサルティング事業、技術開発・支援も積極的に行っています。
もしNFTを活用してみたい、NFTに興味はあるけれどどう活かせばよいか悩んでいる…など、NFTにまつわるご検討事項がありましたらぜひSBINFTにご相談ください。
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