現在、国内だけでも75種類以上あるNFTマーケットプレイス。
そこでは、Ethereumを筆頭にSolanaやBNB Chainなど、様々なブロックチェーンが採用されています。
そんな中、ブロックチェーンの種類が異なるNFTマーケットプレイスを利用するためには、都度対応しているウォレットに変更したり、ネットワークを切り替えたりする手間が発生してしまいます。
そのような手間をまとめて解消するのが、暗号資産のウォレットアプリとDApps(分散型アプリケーション)をまとめて管理し、QRコードからスムーズにウォレットを接続できる「Wallet Connect(ウォレットコネクト)」です。
今回の記事では、ウォレットコネクトの概要と使い方について詳しく解説していきます。
(※)本記事は2024年1月時点の情報を基に執筆しています。
Wallet Connect(ウォレットコネクト)とは?
Wallet Connect(ウォレットコネクト)の概要
ウォレットコネクトは、QRコードを利用してスマホもしくはタブレットのウォレットアプリから、パソコンのNFTマーケットプレイスやDApps(分散型アプリケーション)にウォレットを接続できる橋渡しのようなサービスです。
もちろんスマホもしくはタブレットからブラウザやアプリ経由でアクセスしたNFTマーケットプレイスやDApps(分散型アプリケーション)にもウォレットを接続することができます。
また、マルチチェーンにも対応しており、複数のチェーンを持つウォレットに同時接続し、異なるチェーンにトランザクションを送信することが可能となっています。
Wallet Connect(ウォレットコネクト)のメリット
ウォレットコネクトの概要をご説明しましたが、どんなメリットがあるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ウォレットコネクトを使うメリットを3つご紹介します。
- デバイスやブラウザを問わず、様々な環境で簡単に手間なくウォレットを接続できる
- 暗号化された接続が確立され、外出先などでも比較的安全にウォレットを接続することができる
- マルチチェーンの同時接続に対応しているので、DAppsへ接続する際にネットワークを手動で切り替える必要がない
※対応しているウォレットのみ
今までならデバイスやブラウザ、チェーンに縛られることが悩みだった方も多いと思いますが、ウォレットコネクトならそれらのお悩みを解消してくれます。
一見万能に見えるウォレットコネクトですが、一点だけ注意点があります。
それは、ウォレットコネクト自体はウォレットではないため、対応するTrust Wallet(トラストウォレット)やRainbow(レインボー)などのウォレットを別途作成する必要があるということです。
ウォレットコネクトを利用するには、別途ウォレットが必要です。
【PCユーザー】ウォレットコネクトを利用してNFTマーケットプレイスにウォレットを接続する方法
Step1 モバイル端末にウォレットを作成
まずは、ウォレットコネクトに対応しているウォレットを、スマホもしくはタブレットに作成します。
対応しているウォレットはこちらから確認できます。
今回は、日本語に対応しているTrust Wallet(トラストウォレット)を用いてご説明していきます。
トラストウォレットの作成方法については下記公式サイトをご覧ください。
Step2 NFTマーケットプレイスへのログインでウォレットコネクトを選択
スマホもしくはタブレットにウォレットの準備ができたら、ウォレットコネクトを使ってみましょう。
今回は、当社が展開しているNFTマーケットプレイス「SBINFT Market」で解説していきます。
まずは、パソコンのブラウザでSBINFT Marketへアクセスします。
NFTのサイトには、偽物の詐欺サイトも出回っているので、上記リンクからSBINFT Marketへアクセスすることを推奨します。
もし検索でSBINFT Marketにたどり着いた場合には、URLが下記のものと一致していることを必ず確認してください。
https://sbinft.market/
SBINFT Marketに移動したらトップページの右上にある「CONNECT WALLET」をクリックします。
「利用規約」および「クレジットカード利用に関する特則」をクリックして内容を確認しましょう。
下記からも確認ができます。
確認ができたら、「同意する」をクリックします。
ウォレットを選択する画面で「Wallet Connect」をクリックします。
すると、QRコードが表示されるので、この画面を表示したままスマホもしくはタブレットの操作に移ります。
Step3 モバイル端末にインストールされているウォレットでQRを読み込む
PC上に表示されたQRコードを読み込むために、スマホもしくはタブレットにインストールされているウォレットのカメラ機能を開きます。
今回は、最初に記載させていただいた通り、トラストウォレットを例に解説していきます。
まずは、スマホもしくはタブレットでトラストウォレットを起動します。
設定に移動したら、「WalletConnect」をタップします。
続いて、「新しい接続」をタップしてカメラを起動させます。
起動したカメラを使用し、Step2でPCに表示させたQRコードを読み込みます。
Step4 モバイル端末にインストールされているウォレット上で接続の許可をする
QRコードを読み込むと、接続の確認が行われるので、「sbinft.market」の表記が間違っていないことをしっかりと確認してから「接続」をタップします。
次に接続の最終確認が行われるので、もう一度「sbinft.market」に誤字脱字がないことを確認してから「承認」をタップします。
先ほどの「WalletConnect」のメインウォレット上に、SBINFT Marketが表示されていれば接続完了です。
スマホもしくはタブレットを使った操作は以上で終了です。
最後にPC上でも接続ができているかを確認しましょう。
右上が「CONNECT WALLET」の表記から3つのアイコンに変わっていれば、ウォレットコネクトでSBINFT Marketへの接続が完了です。
【モバイルユーザー】ウォレットコネクトを利用してNFTマーケットプレイスにウォレットを接続する方法
Step1 モバイル端末にウォレットを作成
まずは、ウォレットコネクトに対応しているウォレットを、スマホもしくはタブレットに作成します。
対応しているウォレットはこちらから確認できます。
今回は、日本語に対応しているTrust Wallet(トラストウォレット)を用いてご説明していきます。
トラストウォレットの作成方法については下記公式サイトをご覧ください。
Step2 NFTマーケットプレイスへのログインでウォレットコネクトを選択
スマホもしくはタブレットにウォレットの準備ができたら、ウォレットコネクトを使ってみましょう。
今回は、当社が展開しているNFTマーケットプレイス「SBINFT Market」で解説していきます。
NFTのサイトには、偽物の詐欺サイトも出回っているので、上記リンクからSBINFT Marketへアクセスすることを推奨します。
もし検索でSBINFT Marketにたどり着いた場合には、URLが下記のものと一致していることを必ず確認してください。
https://sbinft.market/
SBINFT Marketに移動したら、右上のハンバーガーメニュー(三本線のナビゲーションメニュー)をタップして開きます。
すると、メニューが一覧で表示されるので、「CONNECT WALLET」をタップします。
「利用規約」および「クレジットカード利用に関する特則」をタップして内容を確認しましょう。
下記からも確認ができます。
確認ができたら、「同意する」をタップします。
ウォレットを選択する画面で「Wallet Connect」をタップします。
「Wallet Connect」をタップすると対応しているウォレット一覧が表示されるので、ご自身のスマホにインストールされているウォレットを選択しましょう。
今回はトラストウォレットを用いて解説していくので、「Trust」をタップします。
Step3 モバイル端末にインストールされているウォレット上で接続の許可をする
ウォレットを選択すると、スマホもしくはタブレットにインストールされている対象のウォレットアプリが自動で起動します。
ウォレットに移動すると、接続の確認が行われるので、「sbinft.market」の表記が間違っていないことをしっかりと確認し、「接続」をタップします。
次に接続の最終確認が行われるので、もう一度「sbinft.market」に誤字脱字がないことを確認して、「承認」をタップします。
最終確認を承認すると、自動でSBINFT Marketのメニューに移動します。
先ほどのメニューに「MYPAGE」と「LOGOUT」が表示されていれば、ウォレットコネクトでSBINFT Marketへの接続が完了です。
ウォレットコネクトを利用してNFTマーケットプレイスにウォレットを接続する方法は以上となります。
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